エミュレーターレトロゲーム

3DSLLにCFWをインストール。DSと3DSのゲームはやっぱり実機で

エミュレーターやCFWに関する知識を貪欲に吸収しています。
調べれば調べるほど知らないことが出てくるし、わからないからとりあえずスルーしたことが、後から繋がって理解できたりとすごく面白いです。

DSのゲームを動かすエミュレーターは結構あるのだけど、これらの実機は上下2画面なのでゲームもそれに合わせて作られています。しかも下画面はタッチパネルなのでパソコンや携帯型エミュレーターで動かすと圧倒的に操作性が落ちてしまいます。
(パソコンだとディスプレイが大きいから2画面横に並べても十分見えるんだけど、携帯型エミュレーターの小さなディスプレイに2画面並べるとかなりきつい。1画面ずつ切り替えて表示もできるけど、操作性は落ちる)

そこでDS、3DSのゲームは実機でプレイしたいということになります。
だったら実機にカートリッジを挿して普通にプレイすればいいじゃん。

その通り。

でもエミュレーターを使うことで何のメリットがあるかというと、

  1. カートリッジからデータを吸い出して本体に入れておけるのでカートリッジを挿し替えなくてもよくなる
  2. ステートセーブ/ロードができるようになる
  3. ゲーム内の通常セーブデータを他のエミュレーターと相互に交換できる

自分としてはこの3つ。アイテムや所持金を増やすなんていうチートもできなくはない。自分はやんないけど。と言いつつ、ステートセーブ/ロードもチートと言えばチートだとは思う。

色々調べていくうちに、R4というDS用のフラッシュROMにたどり着いた。

R4にDSのカートリッジからダンプしたロムイメージを入れると普通に認識されて起動できるんだけど、ここではそういう使い方はしない。3DSにCFWをインストールする際に使うのである。

3DSにCFWをインストールすれば3DSのゲームを本体にインストールして動かせるっぽいってわかってきた。しかもGB, GBC, GBA, FC, SFC, PCEあたりはエミュレーターで動かせるみたい。

いろんなところに断片的な情報があるんだけど、情報が集約されていて、かつ一番わかりやすかったのが下記です。
boot9strapの導入 (ntrboot)

このサイトを参照してやれば間違いないと思う。必要なファイルも最新版がダウンロードできるようにリンクが貼られている。

手順が多くて、1回目は自分が何をやっているのかもわからなかったんだけど、なんとかうまくインストールできた。今ならやってることがなんだったのか多少わかる感じになった。

CFWのインストールにはR4のようなフラッシュROMが必須。上のリンク先の表にあるものならどれでもよいみたい。そして磁石もいる。Bボタンの下あたりに置くと3DSがスリープすることを利用して、作業を続行させる際に必要。

CFWインストール後はR4は不要になる。作業の過程でR4は本来の用途では使えなくなってしまうんだけど、元に戻すこともできる。それもリンク先に書いてある。

CFWをインストールしたらGodMode9という機能を使って3DSのスロットに挿したDSや3DSのカートリッジから、ロムイメージをSDカードにダンプできるようになった。

3DSのスロットに挿した3DSやDSのカートリッジからロムイメージをSDカードにダンプできるようになる

DSのゲームはダンプしたロムイメージをそのままの状態で、TWiLight Menu++というマルチエミュレーターで動かしています。
インストールと使い方は下記がわかりやすいです。
CFW導入済み3DSでGBA・NDSのROMを起動可能にするエミュソフト『TWiLight Menu++ 』の設定とやり方!

3DSのゲームはエミュレーターじゃなくて、ダウンロード版のように3DS本体のSDカードにインストールする形になる。要はロム版で買ったゲームが本体に入れられる。これがかなり嬉しい。

  1. GodMode9でダンプ
  2. GodMode9でcia形式に変換
  3. cia形式のロムデータからFBIで本体(SDカード)にインストール

と、3ステップを踏む必要があるんだけど、詳しくは下記がわかりやすかった。後半の「GodMode9 経由で cia 形式に変換する」を参照。カートリッジをダンプする場合は前半は必要ない。
3DSのROM(.3ds)をFBIでインストールできるように変換(.cia)する

どのステップも30分ぐらいかかる。New 3DSだったら速くなるのかもしれない。

またエミュレーターは何種類もあって、GB, GBC, FC, SFCはどれを使っても実機のように動かせたけれど、GBAとPCEはエミュレーターによっては動きがめちゃめちゃ遅くなるやつがあった。エミュレーターを選べば大丈夫。レトロゲームを遊ぶにはこれで十分だったかも。

マルチエミュレーターのRetroArchもあってPS1のコアもあるんだけど重くて動かない。これもNew 3DSならまた違うのかもしれない。

個人的にはDSと3DS以外のゲームは、RG351P/Vを使うから必要ないんだけど、3DSLLの大きな画面でGBAが動くのはちょっといい。ピクセルパーフェクトでくっきり綺麗なのはRG351Pなんだけど。

このGBAエミュレーターでは3DSLLの方がやや大きな表示になる

3DSLLのワイド画面を利用してGBAの画面をさらに大きく表示してくれたするエミュレーターもあるけど、動きが遅かったり、音が途切れ途切れ再生されたりした。そういうエミュレーターでもNew 3DSなら違うのかもしれない。

CFWインストールの過程で使うSDカードは4GBで十分だったけど、3DSのゲームって2〜3GB前後あるから、小さめのやつが1本ぐらいしか入らない。32GBのSDカードでも5本も入れるといっぱいになっちゃう。

ゲームで遊ぶ分にはギリギリいっぱいでもいいんだけど、空きが十分ないとダンプできないし、ダンプしたデータを変換するにも空きが必要。個人的には64GB以上はあったほうがいいんじゃないかなって思う。

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