TuneMobie Apple Music ConverterはSierraで使え!
TuneMobie Apple Music Converterの検証記事をこれまでに4本書きました。これが最終だと思います。
結論はタイトルでネタバレしているんですが。
- Apple Musicの曲を汎用形式で保存できるTuneMobie Apple Music Converter
- やっぱり気になるTuneMobie Apple Music Converterの音質
- 波形を比較してみた(TuneMobie Apple Music Converter)
- TuneMobie Apple Music Converterの動作環境
TuneMobileでApple Musicの曲を録音すると酷い音質になる場合がある件、High Sierra、またはMojave上で動かしているからではないかと思ったのでSierraでやってみようと思っていました。
しかし、以前、TuneMobileの音質を検証していたときに試しにTuneMobileをサブマシンのMacBookにインストールしてみたところ、シリアル番号が通りませんでした。PC1台の制限があるライセンスなので。iMacの方を削除したらよいのかもしれないと思ったのだけど、どっちも使えなくなってしまうと残念なので、この方法は諦めました。
その後、InDesignのデータをCS3の形式で入稿しなければならない出版社の仕事で、外付けSSDにインストールしたSierraでiMacを起動し、InDesign CS3を使っていることを思い出して、ここにTuneMobileをインストールしたところシリアル番号が通りました。PCが同じなら、そのまま使えるってことのようです。
SierraでTuneMobileを動かすと、曲の実時間以下の速さで録音できます。
10.9 – 10.12で最大16倍の高速変換で時間を節約(OSの制限のため、High Sierra 10.13とMojave 10.14は原速)
68曲で5時間3分のプレイリストが、約7分で録音できました。これには驚きました。事前に曲をダウンロードしておく必要があるのかなと思っていたのだけど、ダウンロードしておかなくてもいいみたい。でも、なんとなくネットワークの影響があると嫌なので、ダウンロードしてやってます。
音質も全然悪くなってない。多少は変化しているのだろうけど、High Sierraで感じたほど明らかな劣化はないので、波形の比較はしない。
サウンドの出力にAudiojingleも追加されていなかった。
予想だけど、やっぱりHigh Sierra以降はセキュリティの問題で従来の方式では音声を録音できず、ドライバーを追加して実現しているものの、そのドライバーの性能が悪いってことなんじゃないだろうか。
もう、結論としては、TuneMobie Apple Music ConverterはSierraで使え!ってことです。
Sierra以前のmacOSが動かない新しいMacしか持っていない場合は、私が検証記事の1本目で書いた回避方法、AIFFで録音、しかないと思う(それでもSierraでm4aで出力するよりも音質は落ちるんだけど)。
どのぐらいちゃんと劣化なく変換できたかというと、録音した68曲をiTunesに読み込んで、iCloudミュージックライブラリーとしてマッチングさせると、2曲だけマッチングせす「アップロード」になった。CDをリッピングしてもこのぐらいの確率だと思う。High Sierraで使っているときには、半分ぐらいマッチングしなかった。
というわけで、もう一度言います、TuneMobie Apple Music Converterを動かすならSierra上でやったほうがいいです。
<追記 2020/1/2>
→Sierraのインストーラーを公式から入手する方法
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