エミュレーターレトロゲーム

RG351Vを買いました。RG351Pとどっちが好み?

Anbernic RG351Vを買いました。
CPUなどの性能的なものはRG351Pと同じなんで、懸命な人は中身が変わった次世代機が出るのを待っているんですが、画面のアスペクト比のことを思うとどうしても欲しくなってしまったからです。
ほかには、欲しいなと思ってチラチラとAliExpressの価格推移を見ていたら、6月下旬にあったセールでかなり安くなったと思えた日があったので注文しました。

クーポンとか割引とかいまだに適用されるルールが今ひとつわからないんですが、このような感じで購入しました

6/23に注文して7/9に届いたのは早い方だと思います。

こんな感じの梱包。緩衝材とかなしで配送用の袋に直接箱が入ってるだけです
ちょっとぶつけた感ありますが、まあこんなものだと思います
液晶の保護ガラスが入っていました。結構嬉しい

特徴はなんといってもゲームボーイ風の縦長フォルムだと思います。個人的に縦型フォルムは好みではなかったはずなのですが、IPS液晶化してディスプレイが大きくなったゲームボーイカラーでしばらく遊んでいたら、縦型もいいじゃんって思うようになりました。

ゲームボーイ風の縦型フォルムが最大の特徴

アナログスティックは左だけ。個人的には右側のアナログスティックを使うゲームは持ってないのでたぶん問題ないかなと思います。ちなみにRG351Pでゲーム中にアナログスティックの左右を同時押ししてレトロアーチの画面に入るショートカットは、左のスティック+ファンクションボタン(中央に上部にある小さな丸いボタン)で行けました。ただし351ELECの場合です。

スピーカーは1つなのでモノラル。RG351Pは2個ついててステレオってことなんだけど、スピーカーの間隔が狭いせいかステレオを感じたことがないので1個で十分かと思います。

両手で持って人差し指が当たる背面のちょうどいいところにL1, L2, R1, R2があります。下部のポートは左がOTG、右がDC/OTG、その間にイヤホンジャック

充電ケーブルは裏から見て右側のポートに挿すわけですが、正面から見ると左側になるのでRG351Pとは逆。ただRG351Pは上部にポートがついているので、ひっくり返すと同じように右側になる。だから決して逆ではないんだろうなと思いつつ、毎回確認してケーブルを接続しています。

右側面には電源ボタン、リセットボタン、microSDカードのスロットが2つ。上のスロット1がシステム用で、下のスロット2がユーザーデータ用

もともとスロット1には16GBのmicroSDが入っていてAnbernic製のEmuELECがインストールされていたんだけど、起動を確認したのち、イメージファイルとしてバックアップしてすぐに使い慣れた351ELECにしました。それでもスロット2側のmicroSDは変更しなくても大丈夫でした。

ちなみにスロット2に入れるmicroSDは名前を「GAMES」にしてその中にエミュレーターごとのフォルダーを作ってROMイメージを保存します。付属のマニュアル通りですが、フォーマットはexFATで大丈夫でした。351ELECだからかもしれません。

左サイドには音量ボタンがあります。RG351Pのダイヤル式とは違って+/−のボタン式

音量を変えようと思って+を1回押すといきなり最大音量になったことが何度かありました。イヤホンの音量とスピーカーの音量が連動しているのか別々の設定なのかがはっきりと分かってなくて、音声周りは今検証中です。

パッテリーの残量表示はRG351Pよりも正確(というか、やっぱり値は上下にブレたりするけど腑に落ちる値)のような気がします。Wi-Fiは内蔵ですが技適マークはついてないので内蔵はオフにしてドングルで使うのが正しい使い方です
PS1やPCエンジンなどのゲームがRG351Vのディスプレイの縦横比と同じなので無駄なく表示されます。RG351Pだと左右に帯ができる分小さく表示されてしまう

RG351Vに搭載されるディスプレイは640×480なので、4:3表示が前提の多くのレトロゲームは画面に無駄なくいっぱいに表示されます。これが一番嬉しいところ。RG351Pは480×320の3:2だったので、4:3のPS1やPCエンジンのゲームを動かすと左右に黒帯が表示されて、結果的に小さく表示されてしまうのです。RG351Vだともう少し大きく表示されるんだよなあなんて思っていたので、そのモヤモヤが解消されました。わずかな差ですが、加齢で衰えた目にはありがたいのです。

またディスプレイの解像度も高いのでピクセルがくっきり表示され、文字も読みやすくなる場面が多いのも良いところです。480×320のRG351Pでは640×480のPS1の画面を表示するとドットが潰れるか、スムージングで表示するしかないため若干見えづらくなるゲームもありました。その点はRG351Vだと640×480までのゲームはPixel by pixelでくっきり表示されることが期待できます。

ディスプレイは暖色寄りの表示だと思います。赤が強いかも。ゲーム機のディスプレイの色ってあまり気にしたことはなかったんですが、PSPのゲームの動作を比較していて色の違いが気になってしまいました。

これはRG351Vの画面。なんか赤すぎるって思いました。これだけ見てたら気が付かないんですけど…
同じタイトルをRG351Pで動かすとこんな感じです。RG351Vは赤みが強いっていうか黄色が弱いというか
ちなみにスクリーンショットだとこんな色です

Macで見たスクリーンショットは両者の中間って感じですかね。Macの画面で比較するとRG351Pも少し黄色っぽすぎるって感じなんですが、実機でプレイしていたときに少し黄色味のかかった空の色が印象的だったから、RG351Vで起動したときの方があれ?って思っちゃったんでしょうね。

これは画面比率3:2のGBAのゲームを表示しているところ。RG351Vは上下に黒帯が表示されても横幅がRG351Pのディスプレイとほぼ同じため、表示は小さくなりませんでした
なんとGBのゲームでも、IPS液晶化してディスプレイが少し大きくなったGBCと同じか少し大きいぐらいの表示。GBは160×144なので3倍(1ドットが3×3ピクセル)に拡大されているようです

GBAのゲームも表示がRG351Pとほぼ同じサイズで表示されるのは予想外でした。PS1、PCエンジンはRG351V、GBAはRG351Pと使い分けようと思っていたからです。GBのゲームも問題なくくっきり。画面の色のところで先に紹介してしまいましたが、PSPもRG351Pとほとんど同じ大きさです。自分の用途は全てRG351Vでカバーできそうです。
GBAの画面は240×160なので、RG351Vのディスプレイに合わせて拡大すると整数倍ではないので表示がガタガタになってしまいます。スムージングするとガタガタはなくなるけどぼんやりしちゃう。GBAのゲームはRG351Pで、PS1やPCエンジンはRG351Vでプレイする感じで使い分けています。(2021/7/26追記)

こうなると気になるのは重さです。RG351Vを持ったとき、思ってたよりも大きくて重いなと思ったからです。

RG351Pを見慣れていたので、RG351Vを見たときは思っていたよりも大きいって思いました。こういうふうに並べるとわかりやすい。またゲームボーイ風って言われていたから横幅も結構あるのねって思った

重さをうちの秤で測ってみました。

RG351Vは226.93g
RG351Pは189.62g
GBA SPは147.06g
GBAは電池込みで203.29g
GBCに単3電池2本入れた重さは214.19gでした
RG351V
226.93g
RG351P
189.62g
GBA SP
147.06g
GBA
203.29g
GBC
214.19g

一番重いのはRG351Vで、RG351P+37.31g、GBA SP+79.87gの重さです。
こうなってくるとやっぱりGBAのゲームで遊ぶならRG351PかGBA SPって感じがしてきます。

それでも広くカバーできるのはRG351V。自分でも買って正解だったって思います。今、中華エミュレーターをどれか1台買うならRG351Vがイチオシです。

ちなみにアルミ筐体のRG351Mは260gあるらしいので、自分としてはいくら高級感があってもそんなに重いのはいらないなあって、今回重さを測っていて思いました。

LSDJで曲を作るときはRG351Vを使うと思います

RG351Vを買いました。RG351Pとどっちが好み?」への2件のフィードバック

  • こんばんは。
    351P→351Vの流れいいですね!
    次はまだ噂段階ですが552ですかね。
    本当に発売されるかさえ定かではありませんが、楽しみにしているところです。

    返信
    • コメントありがとうございます。
      552楽しみですね。
      私も351Pからはじめた初心者です。ようやくどのスペックを重視すれば自分に合うのかが分かってきた感じがします。

      返信

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