なぜか正月の間のテレビCMを見ているとククレカレーとサッポロ一番が食べたくなってしまう。これも世界征服を企むNeo Sea Horseの仕業かもしれない。買い置きがないので、おれは先日、延岡出張したときに仕入れてきた、まるちゃん「赤いきつね」を食べることにした。

出張前にクイッカマン情報網で「九州のインスタントラーメンは九州用の味付けがしてある」らしいという情報を得ていた。その情報を聞いてすかさず感じたのは、九州エリアをくくって味付けを変えるというマーケティングはありえるのではないかということだ。九州の食事の味付けから想像するに、九州は関西とも違う独自の味覚圏と思えるのだ。おれはカップうどんには関東版と関西版があることを知っている。

おれは昼休みに出張先の近くにあるジャスコでインスタントラーメン売場を見て回った。ここで日進「ラ王とんこつ」をチェックするのはあまい。このようなものは九州を標準として全国同一であることが多いのだ。ここは基本的なラーメンである方がいい。明星「チャルメラ」や「サッポロ一番」がいいだろう。しかし手にとって気が付いた。
「しまった。コード体系がわからん」
 ぐおぉ、あまいのはおれか! そう、おれは九州版の見分け方を知らない。パッケージを見ると製造年月日の他に何かのコードが打ってある。これが九州版を表すかどうかがわからないのだ。落ち着け、ここは九州版が存在するかどうかがわかるだけでも良いんだ。おれはコードがわかる、まるちゃんの「赤いきつね」「緑のたぬき」、日進の「きつねどん兵衛」「そばどん兵衛」をチェックすることにした。これらはカップの成分表の横に小さく関東版は”E”、関西版は”W”というマークが付いてあるのだ。
W版赤いきつね
これが違う文字だったら九州版ということなのだが、全て”W”となっている。日進「ごんぶと」のきつねと天ぷらも”W”だった。そうか、うどんとそばには九州版はないのだ。しかし、ラーメンはわからないままだ。次回行くときには関東のインスタントラーメンを持って行ってその場でチェックしてやるぞ。なに? この間、行ったときに買ってきて、こっちのスーパーでチェックすればよかったって? そうなんだよ、とほほ。

なんでもそうなんだが、食品の成分表は含有量の多いものから順に書くことになっている。これを関東、関西で比較すると面白い。ちなみに日進「きつねどん兵衛」の添付調味料(スープ)の成分はこうなっている。

【関西版】
食塩、魚介エキス、醤油、調味料(アミノ酸等)、糖類、蛋白加水分解物、昆布エキス、カラメル色素、椎茸エキス、でん粉、香辛料、動植物油脂、香料、ビタミンB2、ビタミンB1

【関東版】
醤油、食塩、魚介エキス、調味料(アミノ酸等)、糖類、野菜エキス、昆布エキス、カラメル色素、ビーフエキス、蛋白加水分解物、香辛料、動植物油脂、紅麩色素、ビタミンB2、ビタミンB1、香料

両者の「醤油」の位置と関西版だけに含まれる「椎茸エキス」に注目して欲しい。関西版のごんぶとではこれに加えて「昆布エキス」が上位の方に位置するという特徴があるのだ。
このカップうどんの”E”と”W”の境目はどの辺りにあるのか調べてみたいものだ。

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