MacでPowkiddy X55(JELOS)のシステムファイルを操作するには(2)
MacでPowkiddy X55(JELOS)のシステムファイルを操作するには(1)の続き。X55側にSFTPで接続できるように設定したのが前回です。その設定が済んでいるところからスタートします。
FileZillaをダウンロードする
ここからMac側の操作になります。X55に接続するためにMacにSFTPのクライアントアプリが必要です。ここでは「FileZilla」という無料のアプリを使います。Windows版もあるので、パソコンがWindowsの場合も基本的にはここで紹介する手順と同じでできると思います。
CliantとServerがありますが、ここで使うのはCliantです。
ダウンロードしてインストールしたら起動します。
FileZillaの設定と接続
FileZillaの縦半分に分かれている左側がMac、右側が接続先です。どこにも接続していないので右側には「どのサーバーにも接続されていません」と表示されています。右上の「サイトマネージャー」をクリックします。
サイトマネージャーでX55用の接続設定(エントリ)を追加します。例では「自分のサイト」の下にいくつもエントリがありますが、はじめてFilezillaを使う場合は何もありません。何もないと思って進めてください。
- 新しいサイトをクリックする
- 「自分のサイト」の下に「新規サイト」が現れて名前がつけられる状態になる。自分が分かるようにつければよく、接続自体には関係はない
- プロトコルを「SFTP」にする
- X55のIPアドレスを入力(前回の記事参照)
- ユーザーに「root」を入力
- パスワードを入力(前回の記事参照)
- 「接続」をクリック
はじめてエントリを追加したときは下のようなダイアログが表示されます。エントリに接続する際のパスワードを記憶させるかどうかの設定です。パスワードは保存しておいた方が次回以降の接続が楽です。これはFileZilla固有の機能でSFTPとは関係はないのですが、念のために説明します。
「パスワードを保存する」もしくは「マスターパスワードで保護されたパスワードを保存する」のどちらかを選びます。前者は接続画面を出すとパスワードのところに自動的に入力された状態になる、一般的なパスワードの記憶です。
後者は複数のエントリのパスワードをまとめる1つのマスターパスワードを設定して、それを入力すればすべてのパスワードが解除されるといった仕組みです。マスターパスワードはFileZillaを起動するたびに自分で入力しなければならないので、覚えておく必要があります(Macには記憶されない)。どちらでも構いません。説明がよくわからなければ、前者で良いと思います。
はじめての接続先の場合は「不明なホスト鍵」というダイアログが表示されます。これは「常にこのホストを信用し、この鍵をキャッシュに追加」にチェックして「OK」をクリックすれば、次回以降は表示されません。チェックを入れておくのがお勧めです。
これで問題がなければ接続できます。
これで、microSDをパソコンにセットしただけでは表示されないファイルやディレクトリにアクセスできるようになりました。
具体的な使い方は別途書くつもりです
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