連載:イトウアキのアップル系と呼ばれて(第9回)
Apple Watchの密な楽しみ

スマホはiPhone、パソコンはMac、仕事先にはiPadを持参し、移動中はAirPodsで音楽を聴いているけど「別にアップル好きじゃないです」と言い張るライター伊藤朝輝がつづるアップルライフ。今回は、Apple Watch用の非純正バンドをお薦めしたいというお話。

腕時計は、そのときの気分やTPOに合わせて使い分けを楽しめる。しかし、スマートウォッチの場合は「活動量計」としての役割もあるため、これと決めたものをずっと身に着けておくことになる。それでは面白くないので、筆者の場合はApple Watchのバンドを取り替えることで気分を変えている。Apple Watchは工具不要でバンドを交換できる手軽さがいいところだ。

あるとき、サードパーティー製の激安バンドを試したら、これはこれでアリかも……と思った。純正品よりもつくりは甘いのだが、純正品にはない面白いバンドもある。というわけで、今回は筆者が購入したサードパーティー製のApple Watch用バンドを紹介したい。

価格は純正品の15分の1以下
初めてサードパーティー製のバンドを購入したのは1年半ほど前。3000円でお釣りがくるステンレス素材のバンドだった。欲しいと思っていた純正品が税別4万5800円と高額だったので、雰囲気だけでも味わえるのではないかと似たような安物を試してみたわけだ。

ところが、交換してみるとApple Watchが一気にゴージャスな印象になり、3000円のバンドには見えない。もともとステンレス素材のバンドを合わせるためにApple Watchのケースもステンレス素材のものを選んでいたのだ。

本体との接続部分や留め具は意外としっかりしており、「いきなり外れる」「外れなくなる」といったトラブルも一切なかった。最近、留め具部分が少しゆがんでしまい、スムーズに開け閉めできなくなってしまったが、3000円で1年半も使えたのだから十分楽しめたと思う。スーツにも合い、フォーマルな席でも違和感がないので、かなりお薦めだ。

ステンレス素材のバンドを装着したところ。値段のことは、黙っていれば分からないと思う
本体との接続部分もしっかりしており、不安な感じはしない

スポーツバンド風は驚きの799円
筆者がApple Watchを外すのは入浴中と充電中だけ。睡眠の測定にも使っているので、就寝中も身に着けている。そのため自宅では「エラストマー」というシリコーンによく似た素材の「スポーツバンド」を使っている。肌触りが良く、ずっと身に着けていても気にならない。シリコーン素材と違ってほこりが付きにくく、水で洗えば汚れも簡単に落ちるので、普段づかいに適したバンドだ。

そんなある日、たまには気分を変えようと、サードパーティー製のバンドを試してみることにした。勢いで白と黒の2本を買ってしまったのは、税別799円とかなり安かったせいだ。

商品名に「シリカゲルバンド」とあったので予感はしていたものの、バンドの素材はやはり別物だった。見た目ではほとんど分からないが、エラストマーのようにさらりとした肌触りではなく、どちらかと言えば肌に吸い付くような感じで、ほこりも付きやすい。

シリカゲルバンドは、トレーニングジムで運動するとき専用にして3カ月ほど使っている。激しく腕を振っても外れることはないし、心拍数やアクティビティーの測定も正しくできている。細部のつくりは雑だが、価格を考えれば仕方がないだろう。気分転換には十分だ。

税別799円で買ったスポーツバンド。ほこりが付きやすいのは残念だったが、運動するときに普段と違うバンドだと気分が上がる
留め具とバンドの間に段差がある。こういうところはいかにもサードパーティー製の安物
純正品は留め具とバンドに段差がなくスムーズ。神は細部に宿るとはこのことか

ドレッシーなバンドは妻の一言で着用を諦めた
純正品をリスペクトした非純正品のバンドを2つ紹介したが、サードパーティー製ならではの独創的なバンドもある。

最近では、パラシュートなどにも使われる丈夫なロープを編んだバンドを購入した。金属製の留め具も、よそでは見たことのないデザインだ。価格は税別1999円だった。

ウェブサイトの写真からはアウトドアをイメージした無骨なバンドを想像していたのだが、実物を手にしてみると予想外にドレッシーな印象。自分の腕に着けると、何となく落ち着かない。どんな服装に合いそうか妻に意見を聞いてみると「そもそもあなたの腕に似合わない」とバッサリ。なるほど、違和感はそれだったか。

試しに妻の腕に着けてみると……悪くない。「若い子のほうが合うのではないか」という妻の一言を忠告の追い打ちと捉え、このバンドは使わないことにした。

そんな失敗もあるけれど、3000円くらいの出費でいろいろなデザインを試せるのがサードパーティー製バンドのいいところだ。

パラシュートにも使われる丈夫なロープを編んだバンド。もっといかついイメージだったのだが、意外にドレッシー
留め具も独創的でおしゃれ。ただ、ねじで留める構造なので、脱着がちょっと面倒くさい

やっぱり純正品のバンドが欲しいっ
冒頭で紹介したステンレス素材のバンドが壊れたのをきっかけに、アップルストアで純正のバンドを試着してみたところ、装着感の違いに驚いた。もちろん、純正品はパーツ同士の合わせ目まで美しいことは分かっていた。それに加えて手首になじみ、スムーズに動くので、着けていて気持ちがいいのだ。対してサードパーティー製のバンドには、若干ながらきしむ感じがあった。

Apple Watchを初めて買ったときにも、このステンレス素材のバンドを何度か試着していた。そのときは感じなかったが、今回はサードパーティー製を1年半ほど使っていたからこそ、装着感の違いがすぐに分かったのだろう。

ステンレス素材のバンドはどうしても欲しい。そしてアップル製品はやっぱり素晴らしい。少なくとも15年は使うつもりで純正品を購入するのも“アリ”ではないかと、今、とても悩んでいる。

細部を見るとサードパーティー製(左)はパーツの間隔がバラバラ。対して純正品(右)はきれいに並んでおり、動きもしなやか

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