そば茶の出がらしで作る変なもの
そば茶を買ってきた。そばの実を煎ったもので、とても香ばしい味がする。麦茶を強烈に香ばしくしたものという感じだ。普通のお茶のように急須にいれお湯を注ぐ。またはやかんに入れて麦茶のように煮出す。おれは煮出す方が好きだ。小さい頃からお茶を飲むのが好きで、それを知っている人はよくお茶をくれる。初めて飲んだそば茶も、祖母の旅行のおみやげだったと思う。バリ島に行ったときは、落ち葉を集めたような、妙なお茶を買ってきて飲んでいた。これは周囲にいた人にはかなり不評だった。
何を思ったか、今日はそば茶をそのままかじってみた。自然な甘みでおいしい。これはいい。今日買ったそば茶の袋には「出がらしの食べ方」が書いてあった。こんなにおいしいんじゃ、出がらしも食べようって気になる。
しかし、その袋に書いてある調理の仕方はこうだ。文章そのまま載せる。
そば茶の出がらしは捨てずに、水切りをし、フライパンに薄く油をひき、出がらしを炒め、塩、コショーで味付けし、牛乳を入れ弱火で二、三分煮込み、最後に粉チーズ、パセリのみじん切りを散らして、お召し上がりください。
こんなにまでしなくても。なんか別のものになっているようなきがする。