映画808

Apple MusicのFor Youのところで見つけたんだったか忘れたのだけど、「映画『808』:プレイリスト」を見つけた。そこで「808」というドキュメンタリー映画があったことを知った。公開されたのは2016年4月。劇場公開は米国の一部の劇場だけだったようだ。プレイリストもかなり良かったので、自分のライブラリに追加して何度も聴いている。

映画『808』プレイリスト
映画『808』プレイリスト

808と聞いてピンとくる人向けの映画なのだけど、一応説明しておくとローランドのリズムマシンTR-808のこと。このリズマシンにはかなり思い入れというか憧れがある。

高校時代にポピューラーソング同好会(いわゆるけいおん)に入って初めて組んだバンドが、プラスチックスのコピーバンドだった。もちろん楽譜は読めず、ギターも初めて触った。曲を聴いて各パートの音を区別して聞くこともできない初心者もいいところだった。

プラスチックスはドラムがリズムマシン(1st, 2ndまではRoland CR-78、3rdからTR-808)で、ベースとキーボードをシンセ2台で佐久間正英さんが両手で弾いてたぐらいシンプルなのにも関わらず、自分たちは律儀にドラム・ベース・ギター2人、キーボード、ボーカルという6人で始めた。いや、もちろんプラスチックスのドラムがリズムマシンだということはウリだったので分かってはいたのだけど。

文化祭ともう一回なんかでライブをやった後に、ベース担当者がつまんないからやめると言ってやめた。今考えれば確かにつまんなかったろうなと思う。1コードとか2コードの曲で、全部ルートの8分弾きだったりしたから。その時はそんなこともよく分かってなかった。
そしたらキーボード担当者が一緒にベースも弾けるよと言ってすんなりクリア。その時は、なるほどなと思った。知らないうちにプラスチックスのライブの編成に近づいた。

そしてもう一回ライブをやった後に、ドラム担当者が別のバンドに行くと言ってやめた。
その頃、自分が入っていた放送委員会の先輩が、出たばかりのRoland TR-606というリズムマシンを持っていて、無期限で貸してくれた。音楽をやっている人ではなかったのだけど、実家がお寺だからTR-606のタムを木魚の代わりにするのではないかと言われたりもしていた。遠慮なく借りて、自分のもののように使っていた。なんであんなに使わせてもらえたのか今考えてもよくわからない。これが自分のリズムマシンとの出会い。

次にボーカル担当者が何でかわからないけどやめて3人になった。でもギター二人で適当に割り当てたら歌も何とかなった。だんだん分かってきた。曲がパートごとに聞こえるようになってコピーもできるようになってきた。

TR-606本体のメモリーにプログラムできるソングは、リズムパターンの少ないプラスチックスであっても3曲が限度。必然的にドラムのないアレンジでできる曲も取り混ぜることになった。そこで選曲したのが、JAPANのSwing, Ghosts、戦メリ(Forbidden Colours)とか。あとは立花ハジメさんのPiano Pillows, Piano Pillows Going Abstractもやった。
その辺りからオリジナルやらコピーやら、家とか放送室で宅録(MTRはないのでピンポン録音)するのが楽しくなって、友人たちと当時流行っていたカセットアルバムを作り始めた。

TR-606はそこでも結構活躍して、自分では兄貴分でプラスチックスも使っていたTR-808が欲しくてたまらくなっていたのだけど、高校生では手が届かず。と言いつつ、ポプソンの先輩たちはARP ODYSSEYとか、KORG Polysixなんかを持っていた。

ここまできて、映画「808」の話になる。

リズムマシンは生音をサンプリングした機種が主流になって、TR-808は廃れていくのだけど、その後黒人ミュージシャンの手によって発掘されてピップホップやダンスミュージックに広がってい今に至る話が「808」という映画になっている。
映画の中で使われている曲とか、808サウンドが有名な曲で構成されているのがこのプレイリスト。ここには入っていないけど、世界で初めてTR-808の音がレコーディングされたプラスチックス曲も映画の中ではかかっていた。
映画を見るまで気にしてなかったけどPhil CollinsのOne more nightも思いっきりTR-808を使ってたー! この次の年にAfrika BambaataaがPlanet Rockを作るのだからすごい。

映画はiTunes Storeでレンタルできるのだけど、何と日本語字幕なし。DVDにもなってない。iTunes Store独占配信なので見るならiTunes Storeしかない。

最後にローランドの創設者でTR-808の生みの親でもある梯郁太郎さんのインタビューがある。TR-808は当時生産されていたトランジスターの不良品を安く買って組み立ていたのだとか。で、だんだん不良品が出なくなってきて、TR-808に使う部品がなくなって作れなくなったというような話をしていた。そんな事情だったとは!

今はソフトウェアシンセで手軽にTR-808の音が手に入るのだけど、やっぱりあの閉じたハードウェアと、本物のつまみやスイッチがいいんだよね。

iTunes Storeでのレンタルは500円。再生を開始すると48時間以内に見終われないと削除される。再生をしないままだと30日間保存されている。30日経過すると見ていなくても削除される。

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