2000 |
|
00/11/30 |
●憧れの納豆汁 |
夜、納豆汁を作ってもらった。 納豆汁というのは、永谷園のインスタントみそ汁でしか食べたことがなかったんだけど、大学の頃知り合いに山形出身(だったと思う)の女の子がいて、納豆汁の話になったことがあった。彼女の田舎では、納豆汁を自分の家で作って食べるそうなのだが、それは永谷園のやつとは違って、キノコや山菜の入った具だくさんみそ汁だというのだ。作ってくれるように頼んだのだが、 「この辺には○○○がないから作れない」 と断られた。そのときはそのまま軽く流してしまったので、納豆汁を作るのにそれほど重要な“○○○”が何かがわからない。忘れたというより、わからないものだったような気がする。彼女とは大学を卒業してから会うことはなかったから、それこそ10年以上わからないままだった。 「そうだ、Webで調べてみればいいじゃん」 そう思って、“納豆汁”で検索したところ、出てくる出てくる。彼女の言っていた“○○○”はたぶん、“いもがら”というものであることもわかった。どのページを見ても、是非入れたいと書いてある。いもがらとは、さといもの茎を干した物らしい。確かにそんな物見たことがない。 しかし、もっと見ていると“いもがら(ズイキ)”と書いてあるページがあった。ズイキなら知ってる。富山に住んでいた頃、母が、油揚げとズイキのみそ汁を作ってくれたことがあった。横浜に引っ越してきてからも、時々、出てきていたのだ。そこで母に聞いてみたら、 「いもがらとも言うね」 という返事がかえってきた。時期もあるが、富山では普通に売っている物だったらしい。 実はつい数日前にも、そのみそ汁が出てきていたのだ。どこで買ったのか聞いてみると、横浜高島屋の食品コーナーに売っていたから買ってきたとのこと。以前に時々みそ汁を作ってくれたときはどうだったのかと聞くと、埼玉にいる親戚が自分の家で作った物を送ってくれたのだという。なるほど。憧れの具だくさん納豆汁に欠かせないいもがらはこんなに身近にあったんだ。 そういうわけで、いもがら(ズイキ)、シメジ、舞茸、豆腐、油揚げ、こんにゃく、ねぎ、納豆(細かく刻んで軽くつぶしたもの)という具だくさん納豆汁を、妹に作ってもらっうことができた。納豆たっぷりでかなりどろどろ。熱を加えた納豆はとっても柔らかくなっていて、おいしい。体も温まった。これは贅沢。納豆嫌いな人には拷問のようなたべものだろうけど。 おととい書いたラジ@のリンク間違ってた。直しておいた。 |
前の日 | Indexに戻る | 次の日 |