GPSを頼りに走っていたら、油壺マリンパークに着いた。
書かなくてはいけない原稿があるのになんでこんなところにいるんだ、おれ。GPSのせいだ。そうに違いない。と、うわごとのように言いながら、サラリーマン時代に先輩から「日本一」と聞いた、イルカ＆アシカショーを見た。クリスマス特別バージョンだった。確かに日本一。イルカだけを比較すれば、鴨シーのイルカたちのほうが上という印象はあったが、マリンパークのショーはアシカがいる。これがすごい。鴨シーのイルカショーが、イルカのすごいテクを次々見せていくのに対して、マリンパークのは人間がショーとして演出するタイプ。シーパラと同じ。ただシーパラのショーが負け負けなのは、見せ場にできるテクを持ってるキャラがいないからじゃないかと思った。その上の、人間側の過剰演出。うーん。がんばれ、シーパラ。
水族館では、水生生物の生態を知るという勉強がちゃんとできる。昔ながらの水族館タイプで薄暗く、見てきれいとかっていうデートスポット的なノリじゃない。それが良かった。飼育係のお姉さんが魚について説明してくれる時間があり、実際に飼育をしている人なので、魚たちへの愛情が伝わる。何を質問しても答えてくれる。イルカ＆アシカショーを演出していたお姉さんも、あとで見たら魚の世話をしていた。関係ないけど、それがみんな若くてかわいい人なの。どうしてこの道に入ったの？ なんて、風俗に行ったオヤジのような興味を持ってしまったぐらい。
石鯛縞七くんが登場する魚ショーも素晴らしかった。
BGM：CHANCONETTE TEDESCHE / DANCERIES |
2000
