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| 06/05(thu)-06(fri) | ![]() |
| ●残作業〜なかなか無職になれず | |
| 6/5(木) 朝までかかって書籍原稿の校正を全部済ませた。そこまで急ぐことは無いんだろうけど、出来に満足している原稿の場合、校正作業はとても楽しい。 昼に起きて校正を宅配に乗せ、家族でベイサイドマリーナに遊びに行った。一応解説しておくと、八景島近くにあるアウトレットモールだ。ニューバランスのスニーカー(おれ用)が欲しかったので。あとなんかあったら買うつもりだったけど、特になくて買ったのはおれのスニーカーだけだった。結構お気に入りのが見つかった。 帰ってきたところで、先日のムック誌原稿に加筆依頼があった。明日まで。でも早く寝た。 6/6(金) 朝起きて加筆分執筆。11時過ぎにメールで送信した。書いている間に、書籍原稿の最終章の校正刷りが届いていたので、続けてそれを校正。なかなか無職にならない。 昼、家族でグラッチェに行き食事。 戻ってから校正の残りを終わらせ、執筆のために借りていたソフトと一緒に箱詰めして宅配に乗せた。これで無職かと思ったが、まだ「はじめに」と「著者プロフィール」を書いていなかった。「はじめに」というのは前書きのことなんだけど、本にはどういうことが書かれているとか、どういうつもりで書いたとか、こんな人に読んで欲しいなんてことを書く(ものだと思う)。本文を書く前に書くのが理想的なんだろうなと思っている。というのは、前書きとは、これからこんなことを書くぞ、読んで欲しいぞ、という思いや勢いのこもった文章である必要があると思うからだ。ここを読んで本文も読んでみようとか、本を買おうとかってことにつながる重要な部分だろう。それなのに何で最後に書くことになってしまうかというと、結構時間のかかる作業なので後回しにしてしまうということと、やっぱ軽んじてるんだな。おれも編集者も。本は本文あってのものだから、ついそっちを優先してしまう。 ところが目次案と前書きを一緒に出せといってくる出版社もある。それも、前書きは5ページ以上書けというのだ。これからこんなことを書くぞ、読んで欲しいぞ、という思いのほかに、各章のあらすじを書いたりして大変面倒である。しかしこの方法が正しいと思えるのは、目次案を作っただけでは見えない問題点が見えてくること、書くぞ、読んで欲しいぞ、を文章にすることによって、長期間にわたる執筆の指針になるということがあるからだ。編集者にとっては著者と思いを共有するのに役立つのだろう。著者としては書きたいことがブレないというか、ブレたとしてもそうすることが正しいかどうかを見極める判断材料にできるわけ。初めに書いた前書きが、本文と一致しなくなって修正することになっても、この手順を踏んでおけば、それはそれでいいのだと思う。もちろん修正しなくてもいいのが理想的なんだろうと思うけど。 今回、これ、やりませんでした。慣れたネタだったのでさぼりました。以上。 | |
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