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03/05(wed)
アクーナ
 アクーナというのは、自分の内面と対話するためにチャコティ(ST:VOYAGER)が使用していた、深い瞑想を引き起こす装置。

 午前7時まで起きてたけど、仕事的には進まず。正午少し前に、子供の叫んでいる声で目が覚めた。
 不安や焦りは伝染する。私の仕事が修羅場になると、そのイライラが妻に。妻の育児ストレスが私に。子供はその両方を受けていつも以上に泣いたりぐずったり。それが妻と私に。ぐるぐる回っている。仕事も主夫業も立派にこなしている友人がすごいと思える。
 編集者からは何かにつけ、現在のスケジュールを延期することになると、他の本の出版スケジュールの関係で年内の発行は難しくなると脅される(と書いてみて「脅される」と思ってしまうことからも、すでに平常心じゃないのかもしれない)。そして1年先になったにしても、今度はこの企画自体が市場性にあわなくなって、結局お蔵入りになるかもしれないことをほのめかされる。自分一人の仕事であれば、それでもいいと言い返してやるのだが、現在のは他人に原稿を依頼してそれを一次編集&リライトするような立場である以上、そんな無責任なことはできない。しかし、その編集者からはひと月前ぐらいに会社の不満と辞めたいという愚痴を聞いていたので、おまえは企画がつぶれたほうがうれしいんじゃないのか? とまで思いはじめ、ひと言ひと言に腹が立ってくる。
 幽玄漫玉日記で、玉吉とヒロポンが険悪になる話がよくある。いくらなんでもアレはフィクションだろうと思っていたが、今、その気持ちがすごくよくわかる。キレたらおしまいなので、気持ちを文章にすることで自分と対話してみている。

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