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02/01/29
「ハリーポッターと賢者の石」を読みました。
 気分転換に読書でも思って、「ハリーポッターと賢者の石」を読んだ。映画を見てから読もうと思っていたのだけど、人からの借り物でそろそろ返さないとまずい。
 読み始めて一気に読んでしまった。自分でもビックリしている。それは面白かったからかと言われるとそうでもない。面白くないわけじゃないけど、これよりもっと面白いファンタジー小説はいっぱいある。なのにこれだけ人気があるのは内容もさることながら、読みやすく、情景が想像しやすい文章とその運び方のせいではないかと思う。
 しばらく読書から離れていると、初めのうちは文章がなかなか頭に入ってこず、同じところを戻って読み返すことがある。それに絶えて読み進めるうちにそういうこともなくなり、だんだん頭の中でキャラクターが動き始めて、文章を読んでいることを意識しなくなってくる。「ハリーポッターと賢者の石」は、これが実にすんなりできる本だった。
 自分の好きなファンタジー小説に魔法の国ザンスシリーズがあるのだけど、買っただけで読んでいない本が4冊もたまった(つい最近まで3冊だったのだけど、新刊が出たので4冊になった。宇宙大作戦シリーズなどはもっとたくさんある)。ずいぶん忘れている人物や設定などがあるので、1巻目から読み返してその流れで読みたいのだ。と思って読み始めて、2巻の3分の2(頭脳サンゴと対面する直前)ぐらいのところで止まっている。これは「ハリーポッターと賢者の石」で簡単にできたことができずに苦労しているせいだ。
 本を読まない人が多くなったというけど、子供も大人ももっと本を読んで文章をイメージ化する力を訓練しなくてはいけないのだ。小さいころたくさん本を読んでいたという人でも、ちょっと読書から離れると敷居が高くなる。
「ハリーポッターと賢者の石」が世界中で受けているというのは、活字離れが日本特有のものではないことの現れなのではないだろうか。そして、本を読みたいと思っていても、他のメディアの誘惑やら、生活の中の雑事(仕事も含む)などで、じっくり本と向き合う気持ちの余裕のない人が多いということなのだろう。
 自分の子供には本をたくさん読んでもらいたい。そのために、自分ももっとたくさん本を読もう。

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