QuickcaDiary2000 HOMEPROFILEDIARYBOARDLINKSWORKSARCHIVES

[1996] [1997] [1998] [1999] [2000] [2001] [2002] [2003] [2004]
00/10/01
コンドイビーチで魂を抜かれた
 今日から10月。石垣では、全然そんな感じはない。
 6時に起きた。睡眠は十分。少しだけ酒が残っている感じだったので、湯船にお湯をはってじっくり40分ほど半身浴をした。これですっきり。考えてみたら、昨日の昼間は薄曇りで、夜もからっと蒸し暑い感じはなかった。島の人の話では、これが秋ということらしい。今日もからっとしているが、日差しは強い。
 ホテルのレストラン「亜壇」(あだん)で、バイキング形式の朝食を取った。ご飯と島のものを中心に選んだ。実は、毎回朝食のたびに「亜壇」の意味を聞こうと思っていたのだが、いつも忘れてしまい、ホテルをチェックアウトしてしまうことになるのだった。


 朝一番のバス(7:27)に乗ってターミナルまで行き、安栄観光の朝二番フェリー(8:15)で竹富島に渡った。往復で1,100円。片道ずつ買うよりも少し安い。もうひとつ八重山観光フェリーという会社もあり、そっちの船のほうがでかくてりっぱだった。


チェイサータケトミ2000 竹富島着は8:40。港には“水牛車観光”、“レンタバイク・サイクル”などと書いたプレートを持った兄ちゃんが客引きをしていた。おれは「丸八」と書いたプレートの兄ちゃんに声をかけた。その後、カップル1組が加わって、兄ちゃんのハイエースで店まで連れて行かれた。1時間300円で、5時間以上はいくら借りても1,500円。料金は戻ってきたときに後払いだ。おれは、手前にあった26インチのピンクのママチャリを選んだ。これが今日のおれの相棒、クイッカチェイサータケトミ2000だ。レンタサイクル店の兄ちゃんは観光スポットとルートを示した黄色い紙の地図をくれた。


シーサーシーサーと花 赤い瓦の上に乗った赤いシーサーと青い空がきれい。愛嬌のある顔のシーサーが多いなぁ。本島で見たシーサーとはずいぶん違う。


道ダブルシーサー道2 時間はたっぷりあるので、地図のコースを外れて人の住んでいる家の前をぐんぐん通った。すべての家が文化財で、住む人は保存のために風通しを良くしなくてはいけないなどの責任があるそうだ。


 牛が一晩で積み上げたという竹富島でもっとも高いンブフル丘の展望台に登って竹富島を一望すると、思っていたよりもずっと広いことがわかった。それにしても“ン”で始まるとは驚きだ。
 そのあと、民芸館によってミンサー(竹富島の伝統織物)の織られていくところを見学した。ランチョンマットでも買おうかと思ったら、安いものでも1枚5,000円。ちょっと手が出なかった。


皆治海岸星砂 次に向かったのは、星砂があるという皆治(かいじ)海岸。自転車を停めたところから、三線(さんしん)の音が聞こえていた。みやげ物屋の女の子が弾いていたのだ。ちょっと借りて弾かせてもらった。譜面がよくわからないんだけど、2、3回弦をはじくだけで、八重山民謡を弾いているような気分になれてしまう。不思議な音。面白い。


Palm V in コンドイビーチ消える砂浜 外周道路という名前の、島ではきっと一番長い直線の道を走ってコンドイビーチに着いた。10:30ぐらい。走っていたとき、なぜか少女隊の「Forever」が頭の中にリフレインしていた。
 コンドイビーチには飲み物の自販機がないことを、オムジさんから聞いていたので、途中で見かけた自販機で、500mlペットボトルのミネラルウォーターを買っておいた。ホントは2リットルあっても良かったんだけど。

 ビーチに着いたばかりのときには潮が満ちていたのだが、だんだん潮が引いてくるにつれて、100mぐらい離れた沖に砂浜が顔を出してきた。そこで仰向けになりずっと空を見ていたら、とてもリラックスした気分になり、天国のようなところだなぁと考えていた。天国がどんなところか知らないのに。
 あまりのすばらしさに、無性にこのことを誰かに伝えたくなり、ビーチから携帯で、なる姉さんに電話してしまった。すばらしきテクノロジー! 天国にいても電話がつながるのだ。でも、迷惑だなって反省して、これ1回きり。
 シュノーケリングしたりぼーっとしたりで5時間ぐらいビーチにいた。最後の1時間は珊瑚探し。その前にもう海に入らないからと、シャワーをしていたため、日焼け止めが流れていたらしい。ふくらはぎ、背中、肩、真っ赤になってしまった。うかつ。
 飲み物を持ってきたのはいいが、食べ物を持ってこなかったので、昼抜きだった。


 次に行ったところは、ビジターセンター。ここには海底を模した部屋があって、珊瑚が飾ってある。薄暗くて、なんだか恐い感じがした。そばの売店にサトウキビのアイスクリームがあったので、買って食べた。素朴な甘さが美味しかった。海で泳いで気だるい感じがあったんだけど、糖分を補給して元気になった。

 なごみの塔に向かう途中、安里屋というところがあったので、もしやと思って行ってみた。細野晴臣のアルバムに「安里屋ゆんた」という曲が入っていて、もちろん沖縄の曲だってことは知っていたし、こっちにきてからさんざんいろんなところでかかっているのを聞いていたんだけど、その主人公の生まれたところが竹富島だった。細野氏のを聴いていたときから、好きな曲だったので「これがそうなのか〜」となぜか感心してしまった。

なごみの塔 ンブフル丘が島で一番高いらしいけど、なごみの塔は町の中にあるので町が一望できた。塔に登る階段は急な上に、ステップが狭いため、足の先だけで登らなくてはいけない。捕まるところも無いので恐い。後ろ向きに降りてきたが、落ちそうになってひやっとした。


 最終のフェリーが出る時間が迫ってきた。7〜8月はもう1本遅いのがあるが、今は17時のが最終。20分前に戻ってきたら港まで、車で送ってやると貸し自転車屋の兄ちゃんに言われていたので、それまでに戻らないといけないのだ。
 途中、売店があったので、パッションフルーツの生ジュースを飲んだ。その場で作ってくれるのだ。おばちゃんは、ちんすこうだの島バナナだのいろいろ出してきて食べさせてくれた。昼抜きだったので助かった。

水牛車 自転車を返して車を待っていたら、水牛車が通った。これは見るだけでいいや。


 石垣島に戻ってから、早めの夕食にした。店の名前はメモし忘れたからわかんない。そば処まーさん道の並びにある店。ジューシー定食を食べた。ジューシーって言われるとjuicyなのかなって思ってしまうけど、要するに炊き込みご飯のことをそういうらしい。具になにが入っているからってわけでもなく、店や各家庭で具は千差万別。

 コンビニ(HOT SPAR)でオリオンビール、塩せんべいを買って、今日はバスでホテルに戻った。


前の日 Indexに戻る 次の日