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00/02/13
隣り合わせの灰と青春とおれ
 大学の頃読んだWiz小説がまた読みたくて、本屋に注文した。当時買ったものは人に貸したら返ってこなかったのだ。
 その「隣り合わせの灰と青春」と「風よ。龍に届いているか」は既に絶版。がーん。「隣り合わせの〜」のほうだけは、1998年に文庫になっていたので注文で手に入った。カバーと挿し絵を緒方剛志(ブギーポップの人)が描いていて、なんか雰囲気違っちゃったなぁという感じ。小説のほうは変わってないので大した問題じゃないけど。「風よ〜」のほうは、ホントもったいないことをした。貸した人に問い合わせてみたことがあったんだけど、借りてないって言われてしまった。
 何度も読んでいたので、今でも、大炎(マハリト)、爆炎(ティルトウェイト)、快癒(マディ)なんて魔法名を漢字でイメージしてしまう。大凍(マダルト)なんて、当てられた漢字を見てやっと相手を凍らせる攻撃呪文だということを認識した次第。
 Wiz小説で、かろうじて手元に残っていたのは「ウィザードリー小説アンソロジー」だけ。アンソロジーなだけに、著者は3人いるんだけど、読みたかったのはベニー松山の「不死王」。本棚が狭くなるたびに、大事にしていた本でさえも古本屋に売ってしまったことがある(突如として愛着が無くなることがある)。そんな中、かろうじて残っていた。たぶん、これも絶版だろう。ヴァンパイアロードの解釈には驚いた。
 そういうわけで、このベニー松山がシナリオを書いているGB版Wiz外伝IIは、プレイするのが楽しみ。
 もうひとつ、売られるか捨てられるかしそうになって、今でも残っていたのがファミコン版Wiz Iが出たときに、そのBGMをオーケストラアレンジした音楽集。羽田健太郎が全部シンセを手弾きしたんだそうな。今度のPS版のLlylgamyn Saga、New Age of Llylgamynでも新規書き起こしなんだって。崎陽軒のCMで、とぼけたことをやっているおじさんと同一人物とは思えない。おれもシウマイ弁当が大好きなので、そう言った意味では親しみを感じるのだけど、あのCMからはこういう音楽を作る人には思えないのだ。本人も、以前から崎陽軒のシウマイが最高と、言っていたそうなのだが、それにしてもCMでの異様なハイテンションぶりには驚いてしまう。本業に悪い影響はないのだろうか。
隣り合わせの灰と青春ウィザードリー小説アンソロジーサウンドトラック

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