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00/07/20
コンビニで荷物を送った----------マニュアル奇怪人セブンブレイン登場
 この日も何をしていたのか思い出せないや。
 何かあるたびに「日記に書こう」と思っていたことは覚えているんだけど、それがなんだったのか思い出せない。それほど大したことではなかったってことも覚えてるけど。
 えー、海の日で、祝日だわな。朝から順に思い出してみるか。おお、急に思い出した。

 朝起きて、夢を見ていたことに気が付いた。そうそう、彼女が洗濯を始めようとしていたところだった。その彼女に夢の話をしたんだ。
「おはよー!(おれはどんなに寝不足でも寝起きはいいのだ)夢見てたよ。あのさ、みわちゃんとさ喫茶店で話してた。今から何年後かの話でさ、みわちゃんに年聞いたら、39才って言ってたよ。今と同じようにきれいだったよ(おれは自分が本当にそう思っていたら、このぐらいはテレずに口にすることができるのだ)。あ、結婚してるか聞くの忘れたなぁ。わははは(笑)」
 彼女、どう思って聞いてたんかわかんないけど、今思うと、なんかちょっとカッコ悪いな、おれ。

 昼、灰色サターン+オプションをミッチーに、プレステ1をKENにクロネコで送るため、セブンイレブンに行った。近くに美味しいそば屋があるので、そこで昼食をとるために、掃除と洗濯が終わったみわちゃんも誘った。
 セブンイレブンは稲毛の浜に行く道の途中にあるので、そういう客でごった返していた。こんな時に宅配を依頼する客は邪魔に違いない。そういうことは認識しているので、すみの停止中と札のついたレジのところで、店員に声をかけるタイミングを見計らっていた。ここなら配達先を書く紙さえもらえれば、店員は付きっきりにならなくてもいいし、他の客の迷惑にもならないと思ったからだ。
 おばちゃんがおれに気づいてくれた。
「なに? 荷物送んの? じゃ、これ書いて」
 客を客とも思わない口調に、クイッカ堪忍袋の緒が切れそうになったが、こういう立地条件の店柄、若者向けのフレンドリーな対応に違いないと思い、クイッカ堪忍袋の緒はきつめに結びなおした。おれは渡された伝票がクロネコであることを確認して、送り先を書き始めた。1つめ、KEN宛を書き、2つめ、ミッチー宛の伝票を書いているとき、さっきのおばちゃんがそばに来て言った。
「その番号、携帯? そんな、電話番号無いんだよねぇ」
 最近はレジに送り先の電話番号を入れてなんかする仕組みになってるらしくて、おれが書いたミッチーの電話番号かおかしいというのだ。
 ブチーッ!
 きつめに結んだクイッカ堪忍袋の緒さえも音を立てて、ぶっちぎれた。
「チェーンジ、クイッカマン。セットアーーーップ!」
 両腕を交差させ、去年会社を辞めたときに職場の仲間からもらった腕時計、クイッカスプーン・インゴットのWTMボタンを2秒間押し続ける。“Welcome QuickcaMan”のデモが表示され、おれの身体はクイッカスーツに包まれた。
「ええい、確かに書いたのは以前に彼から教えてもらった番号だ。044だし、違うのをわかって書いたのはおれが悪いわ! だがな、おまえの態度はなんだ!」
 おれは、これって逆ギレ? 最近の嫌なことの八つ当たり? と思いながら、おばちゃんに向かって文句を言った。
「電話番号でやることになってんのよねぇ」
 相変わらず、ふてぶてしい。なんて言う名前の奇怪人か知らんが、こんなヤツは圧縮冷凍してやる。
「クイッカボルテックバスーカ!」
 タイムレンジャーが5人で支えていても、後ずさってしまう武器をひとりで支えられるわけがない。おれは後ろの陳列棚に吹き飛ばされ、よっちゃんいか、うまい棒、蒲焼き屋さん太郎が宙を舞った。
「あたしはマニュアル奇怪人セブンブレイン。融通は利かないわよ!」
 そう言うと、左手首に張ってあったシールのようなものをはがした。巨大化するのかと思ったが、腱鞘炎に貼ったサロンパスだった。
「わかった送るのやめた。その荷物も返せ」
 おれは、既にレジの奥に置かれたKEN宛のプレステも返してもらい、セブンイレブンを出た。

 荷物を送る前にそばを食べることにした。
 ここのそばは、そば粉100%、コシがあってそばのくせに腹持ちがいい。そば湯のうまさを知ったのもこの店だ。だからそばを食べるときも、あとでつゆをそば湯で割って飲むときにまずくならないように考えて食べてる。例えばよく天ぷらとそばがセットになってるのがある。天ぷらをそばつゆにつけて食べると、それはそれで美味しいんだけど、油の浮いたそばつゆを飲む気にはならない(おれは)。ちなみに、この店にはないけど、会社の近くにあった「兼徳そば」には焼酎のそば湯割りってのがあって、これもうまかった。
 最近は胃腸の具合も良くないってことで、二人とも普通盛りのそば(天ぷら無し)を食べた。

 そば屋を出てから、彼女は新装開店のジャスコに行くというので別れ、おれはさっきのセブンイレブンのすぐ隣のローソンに向かった。そば屋で携帯のメールを使ってミッチーの今の電話番号を教えてもらったのだ。ローソンもクロネコだった。

 そのまま家に帰らず、おれもジャスコに行ってみることにした。売場のスペースが大きくとられ、なんとなくオシャレになっていた。もうじき引っ越すおれのは関係ないけどね。
 ケッと思いながら家に帰った。

 夜は彼女が夏野菜のカレーを作ってくれた。大好きなピーマンとナスがたっぷり入っていた。うまかった。

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