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| 00/09/04 |
| ●カニ星人退治 |
| 回線しゃぶしゃぶ大空魔竜バイキングのフォーシーズンズ横浜西口店に、タラバ型カニ星人が襲来しているという情報を聞きつけ、金造さんとおれも戦いに加わることにした。 現場では既に激しい戦闘が行われ、あたりは戦場特有の騒然とした空気に包まれていた。しかし、先に戦いに加わっていた老戦士たちが活躍しているため、おれたちは1時間ほど参戦を見合わせなくてはならなかった。 「前にクイッカチェイサーで走ってて、餃子バーってのをこの近くに見つけたんですけど、そこ行きませんか?」 「行こう、行こう」 おれたちは渋いカウンターで酒を飲み、焼き餃子、水餃子を食べながら作戦会議を行った。40分ほどして、おれの通信機がけたたましい音を立てた。 「いとうさま、お席の準備ができました。お待ちしております」 カニ星人を殲滅せよ! ついにおれ達の番がやってきた。 戦いに加わるやいなや、カニ星人を火炎放射と熱湯攻撃で次々と倒し、敵の死骸を入れるバケツは、キチン質でできたカニ星人の外骨格であふれた。女子衛生兵から新しいバケツを受け取り、さらに戦いを続けた。火炎放射は主に敵の爪を焼く。熱湯は足だ。最後はゾースイ攻撃で一網打尽。 あとには、バケツ2杯分の敵の死骸だけが残った。 戦場をあとにしたおれたちは、生きている喜びを感じていた。 「また、共に戦おう」 金造さんは横浜駅方面、おれは沢渡方面へと歩き出した。 |
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