スマートフォンやタブレット用のタッチペンを100円均一ショップ(100均ショップ)で買えることに驚いたのは数年前のこと。当時は、比較的低価格なタッチペンでも2000円前後、書き味にこだわると3000円以上する状況だった。100均ショップのタッチペンはコストパフォーマンスには優れているが、書き味や耐久性の面で惜しいと感じる商品がほとんどだった。

ところが最近、100均ショップのタッチペン売り場には、以前は2000〜3000円台の商品で使われていた技術を取り入れたタッチペンが目につく。100均ショップのタッチペンは進化を遂げていた。

今回は、100均ショップのダイソー、セリア、キャンドゥで見つけた、最新タッチペン4本の書き味をレビュー。記事の最後に、筆者おすすめの商品を紹介する。

セリア商品はスムーズな書き味を実現

「なめらかタッチペン」(セリア)
長さ:115mm
太さ:9mm
重さ:6g

なめらかタッチペン(セリア)

これまで100均ショップのタッチペンは、ペン先に導電性ゴムを使った商品がほとんどだった。これに対してセリアの「なめらかタッチペン」は導電性繊維を使っている。ゴムより画面との摩擦が少なく、書き味はとてもスムーズだ。画面にペン先をあまり強く押し付けなくても反応する点もよい。

ペン自体が軽いためあまり問題にならないかもしれないが、ペン先側にもう少し重心があるともっと書きやすいだろう。また、ペン先の導電性繊維の隙間にホコリが入りやすいので、キャップが欲しいところだ。

書き味がスムーズなタッチペンを探している人におすすめしたい。

ペン先が導電性繊維なので画面との摩擦が小さく滑りがスムーズ

ボールペンとの「画期的な」融合

「タッチ&ボールペン」(ダイソー)
長さ:139mm
太さ:10mm
重さ:15g

タッチ&ボールペン(ダイソー)

以前から100均ショップでは、タッチペンとボールペンが両方使える「2 in 1」のタッチペンが販売されていた。基本的にペンの一端がボールペン、もう一端がタッチペンというように、ペンをひっくり返して使う。そのため、どちらかの機能が使いにくくなる場合が多いのも事実だ。

一方、ダイソーの「タッチ&ボールペン」はタッチペンのペン先に小さい穴が空いており、ペンの後部をノックすると穴からボールペンが出てくる。つまりどちらの機能もペンの同じ側で使える。これはなかなか画期的だ。

一般的なペンと変わらない長さと重さで持っていたときの違和感はない。残念なところは、タッチペンとして使った時の反応があまり良くない点だ。意識して強めに書く必要があった。

ノック式のボールペンとタッチペンの組み合わせは珍しい。ボールペンはキャップ式よりもノック式が好みという人には特におすすめだ。

タッチペンのゴムの中央に穴が空いており、ペン後部をノックするとボールペンが出てくる

アルミ製!セリアの高級感あるペン

「アルミタッチペン」(セリア)
長さ:111mm
太さ:8mm(最太部)〜4mm(最細部)
重さ:8g

アルミタッチペン(セリア)

セリアには、アルミ製軸を使ったタッチペンもある。持ったときの重量感と表面の梨地加工の高級感は、他のタッチペンにはない。100均ショップのものとは思えない。

ペンの中央よりも少し先端に近い部分の軸が細くくびれている。これがパッケージに書かれた「持ちやすいフォルム」のところなのだろうが、個人的には持ちやすいとは思えなかった。表面が梨地で滑りやすく、重心がペンの後ろ部分にある点で手の中で収まりが悪い。

ペン先は100均ショップの従来のタッチペンと同様に導電性ゴムが使われている。適度な硬さがありペンの重さに軽く力を添えるだけでスムーズに書ける。導電性ゴムのタッチペンのなかでは書き味はよい。

長い時間使うのには向いていないかもしれないが、見た目を重視する人におすすめする。

先端は大きめの導電性ゴム。見た目よりも硬さがあり、強く押し付けても潰れにくい

キャンドゥの「正確に書ける」ペン

「ディスクタイプタッチペン」(キャンドゥー)
長さ:132mm(タッチペン側のキャップのみ外した状態で計測)
太さ:9mm
重さ:13g

ディスクタイプタッチペン(キャンドゥー)

このタッチペンは、ペン先が稼働する透明なディスクになっており、画面上を動かすとディスクの中心から線が引かれる。そのため細いペン先を使用している感覚になる。ゴムや繊維のタッチペンは画面に接している部分が見えないが、ディスクタイプのペン先は「書いている」箇所をしっかり確認できる。図形を描く場合にも、書き始めと書き終わりを正確に確認できる点が大きな特徴だ。

ディスクタイプのタッチペンはこれまで2000円程度で販売されており、筆者も好んで使っていたが、ついに100均ショップでも販売されるようになった。

本商品は使いやすさがSNSで話題になり、全国的に品薄状態が続いていた。今回、購入したショップスタッフに確認したところ、5月ごろからは定期的に入荷しているものの、現在(2017年7月時点)でも人気商品のため、早い段階で売り切れてしまうとのことだ。

一般的なディスタイプのタッチペンは、ディスクとペン先はボールでジョイントされている。だがキャンドゥ「ディスクタイプタッチペン」のペン先をよく確認してみると、ディスクとペン軸が細いゴムで繋がれている。これが低価格化にかなり関与していると思われる。

ゴムのジョイントは適度にしなるため、ボールジョイントよりも書きやすい印象があった。硬めのタッチが好みなら物足りないかもしれない。また、ゴムの耐久性が気になるところだ。

タッチペンの反対側はボールペンになっている。ペン軸がストレートなので、どちらも同じように持てる点がよい。そのせいで両方のキャップを閉じると、一見してどちらがタッチペンか分かりにくいが、区別するためにタッチペン側には軸に「T」とプリントされている。

タッチペンで画面を拡大せずに細かい書き込みをしたい人におすすめだ。

ペンの一端がディスクタイプのタッチペン、もう一端がボールペンになっている。太さ一定でどちら向きでも同じように持てる。キャップした状態でタッチペンが分かるように、軸に「T」とプリントされている
キャンドゥーのディスクタイプタッチペンは先端のディスクとペン軸がゴムで繋がれている。これが低価格化できた要因だろう
一般的なディスクタイプタッチペンのペン先はボールジョイント。写真は「高導電性ディスク搭載タッチペン」(プリンストン)。原稿執筆時点での実勢価格は1375円

おすすめのタッチペンは?

今回は特徴のあるタッチペンを選んだので、どれもおすすめなのだが、あえて選ぶならナンバー1は「ディスクタイプタッチペン」(キャンドゥ)だ。線を引いている部分を目で確認でき、細かい書き込みをしやすい点が評価できる。

ナンバー2は「タッチ&ボールペン」(ダイソー)。ボールペンとタッチペンを同じ側で使え、ボールペンの出し入れをノックで行える点が便利だった。

100均ショップで販売されているタッチペンは、書き味を向上させた商品や、タッチペンとボールペンを一体化し、両方の機能を無理なく使えるように工夫した「2 in 1」など、さまざまに進化していた。スマートフォンやタブレットで使うタッチペンを購入するなら、100均ショップも選択肢の1つにしてもよいだろう。

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