日記

紙にこだわりの名刺

自分の名刺は、かつて中華街のチャイハネで売っていた名刺用の紙にインクジェットプリンタで手作りしたもの。2000年ぐらいに見つけてまず1箱買った。たぶん100枚ぐらい入ってる。かなり気に入ったので、次に行った時に店にあるだけ4箱買った。

市販されているメーカー製の名刺用の紙では、インクジェットで手作りした場合、本当に手作り感満載になってちゃちいのだけど、この紙にインクジェットで印刷するとかすれ具合もなんだか味になる。と思う。

表面がザラザラででこぼこ、形も不揃い。でも交換した相手には結構評判が良く、会話のとっかかりになることも多い。

その後、仕事を依頼されるようになったある人からは、名刺を整理する時にいつも手に当たって気になっていた、とのこと。その時はウザかったのかもしれないけど、その後おつきあいしてもらっているから結果オーライということで。

そんなに名刺交換をするような仕事ではないのだけど、出て行くときは出て行くので用意をしておかなければならない。この紙はチャイハネにはもう売ってない。ネットを探しても見つからない。

先日12枚ぐらい印刷して、もうあと20枚ぐらいしかないという感じになっていた。

チャイハネで買ったというイメージが強くて、箱の「Handmade in Nepal」という文字のせいもあり、ネパールの商品を扱っていそうな雑貨屋のサイトなんかを探していた。1年ぐらい前から、そうじゃなくて紙を扱っているサイトを探せばいいんだと気が付いた。サンプルが取り寄せられる場合は取り寄せて、そうじゃない場合は問い合わせするなどして代わりになる紙を探していた。それでもなかなかイメージ通りの紙に出会えず。

そうしているうちに、ネパールの手すき紙は「ロクタ紙」という名前であることにたどり着き、ロクタ紙で検索するようにしていたら名刺、ショップカードの特殊紙印刷&デザイン制作サイト「91×55.com」(クノイチゴーゴー)」というサイトを見つけた。自分のニーズそのものズバリ。

名刺、ショップカードの特殊紙印刷&デザイン制作サイト[ 91×55.com ]
名刺、ショップカードの特殊紙印刷&デザイン制作サイト[ 91×55.com ]

このサイトに出会うまでは、紙だけ手に入ればまた自分で印刷するつもりでいたのだけど、印刷してもらうのもいいなという考えになった。とりあえず、紙見本を送ってもらえるので、見本に出ているものを全部選んで送ってもらった。

名刺サイズの紙に印刷された91×55.comのショップカードのようなものが19枚届いた。結構イメージに近いものがあった。色、地の模様、手触り、厚みなど手で触ってみないを分からないこともある。手渡しする名刺だから、そこにこだわりたい。ていうか、そういうこだわりがあったのねと、自分のことを思った。

次に気になるのは、インクジェットで印刷していたラフな感じが、オンデマンド印刷でどんな風になるのかということ。

91×55.comには「お試し印刷セレクトプラン」というのがあった。紙を3種類選んで8枚ずつ印刷してくれて2380円(送料込み)。サンプルで送ってもらった紙は全種類ではなくて、同じ種類で色が少し違うものなどもあり、印刷の仕上がりを見るのと、さらにイメージに近い紙はないかを探るために、3種類+2種類でお願いした。4種類目からは+600円。料金は代引きだから、まとめて頼んだ方がお得。

フォームから申し込むと、担当者から見積もりのメールが届いた。自分が印刷に使っていたPhotoshopのデータをまずは送って見てもらった。自己流のトンボもそのままで。すぐに返事があり、このままでも良いがIllustratorのデータの方がより良いことと、トンボはなくてもよくて裁ち落としになる分を考慮して97×61mmで作れば良いと教えてくれた。

大したことをしているわけではないので、Illustratorでちゃっちゃと作り直して送ったところ、問題なしとの返事があった。分からないことを質問すれば、丁寧に教えてくれるので安心感があった。

91×55.comに作ってもらった名刺
91×55.comに作ってもらった名刺。左上から、羊皮紙(白)、ファーストヴィンテージ(リネン)、ファーストヴィンテージ(ベージュ)、ファーストヴィンテージ(カシミヤ)、ファーストヴィンテージ(アッシュ)

要するにファーストヴィンテージという種類の紙が気に入った感じだ。羊皮紙も捨てがたいのだけどね。

印刷も意外に良い。手作りの感じを残しつつゴージャス感が加わったように思う。これまでの名刺の色はベージュとカシミヤの中間ぐらい。サンプルでもらっていたオークも近い感じ。リネンもあり。アッシュも悪くない。

  1. ベージュ
  2. カシミヤ
  3. オーク

今のところのランキング。

これまでは、キャラクター部分の色を変えて印刷していたので、そういうことができないか問い合わせた。サイトを見る感じでは注文の最小単位が100枚でデータは1種類と思っていたので。

色が違うと結構いいんだよね。偶然なのだけど、アップルの人たちもアップルマークの部分だけ色の違う名刺を持ってる。

するとすぐに返事があって「100枚分割注文」というプランもあるとのこと。1種類の紙でデザインを変更したり、紙の種類も変えて100枚作れる。

紙を変えることはないと思うので、今、どの紙で注文しようか検討中である。

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