Quickca Fight Aug 20-25, 1998
8月後半の思い出し日記

8/20
 明日の関西支社主催データウェアハウスセミナーでデモを行うため、大阪に出張した。場所はOBP。前日に入ったのは、デモに使うためのサーバ、クライアントのセッティングを行うためだ。
 デモ環境でサーバとして使っているマシンはNECのタワー型mateNXで、要するにパソコンである。社内で行う通常のデモでは、Express5800というこれまたNECのサーバマシンを使っているのだが、この日のように出先で行うときは、mateNXを持っていくのだ。
 デモ中にディスクがスリープしては困るので、BIOSをいじっていたら起動しなくなって焦った。
 セッティング終了後、OBPにある飲み屋で軽く飲んだ。何度か実家の母から携帯に電話があった。このとき、妹の病気の件で、家族全員の精神状態が良くなかった。それに加えて、おれは作っている本の参加者への対応でもかなり滅入っていた。
 そういう感じであまり調子が良くなかったのと、明日のプレゼンの練習をするために早めにホテルに入ることにした。これまでその気になれなかったので、本格的にプレゼンの練習をしたことがなかったのだ。
 予約していた会社の契約ホテルは超悲惨だった。ホテル名は「シャトーテル大手前」。
 部屋の扉が古くさく、チェックインした時からの「やな感じ」をさらに深くした。部屋に入ると、なんか変なにおい。エアコンが備え付けで「エアコン」じゃなくて「冷房」って感じ。壁紙に染みがある。風呂場が暗い。さらに変なにおい。湿気臭い。気休めだったが、部屋、風呂場全体に、持っていたシーブリーズを大量にスプレーした。
 水道の蛇口をひねると赤茶けた水。しばらくして透き通ってきたが、コップに入れると赤錆が中でぐるぐる回っている。
 備え付けの小さなキッチンにポットがあり、中に水が入っているようだった。怖かったが、氷が溶けずにカラカラいっていたので、これで歯磨きをした。ただし飲まなかった。飲み水に気をつけたのは、数年前にバリに行ったとき以来だ。
 ベッドのスプリングはぐにゃぐにゃ。とにかく、この部屋寝るのが怖かった。今まで泊まったどのホテルよりも悲惨だった。

8/21
 プレゼンの練習をやりながら、眠くなったら30分ねるといった感じで、朝までかかって何とかやっつけた。途中、コンビニでもないかと外をうろうろしてみたが、何もなかった。近くの自販機で自己発熱型のカレーライスを買って部屋で食べた。
 夜中に、バナコレでデザインとレイアウトを頼んでいるぽんきちより携帯に連絡があった。いくつかの意識合わせをした。
 朝は、こんなホテルで朝食なんか食べられるかい、と早々にチェックアウトしてOBPに向かった。何を食べたか忘れた。
 デモは午後からで、午前中は再びデモ環境のチェックと会場のセッティング。昼食は以前のプロジェクトでW主任を訪ねたときにつれていってもらった、近くの定食屋でとった。
 デモは問題なく行えた。
 帰り、同行していた上司が「データウェアハウス相談会」というのに捕まり、OBPを出たのは、帰りの飛行機ぎりぎり間に合うかという時間だった。たこ焼きもうどんも食べられなかった。ならば、新大阪の駅で売っている「天むす」を買おうと思っていたが、空港へのバスもぎりぎりで、売り場の前を走り抜けた。
 はぁはぁ言いながら空港に着いてみると、飛行機の到着遅れで出発が1時間以上遅れていた。空港のロビーで生ビールをたくさん飲んだ。

8/24
 8/24, 25は「ケースメソッドによる経営分析」という研修を受けた。これまやってきたのは、証明されている法則があり、答えが必ず出てくるという理系の勉強ばかりだったので、最近、受講している経営関係の講義はどうもいんちき臭い気がしてならなかった。
 ケースメソッドと言いながら、講師が自分の考えに誘導していくのが見え見えで癪に障った。

8/25
 夜、新宿でG社のOさんとミーティング。