Quickca Fight Aug 15, 1998
脳味噌くらくら、みぞおちわくわく、下半身もやもや、おなかゴロゴロ

 スペースインベーダーブームを小学生高学年のときに過ごし、それと同じものとしてYMOにはまった。しかし、周囲で人気が出てくると、捻くれ者のおれはP-MODELを聴きはじめた。しかし、それは中学生のこづかいから見てのこと。当時、一月のこづかいが2,500円だったので、アルバムは1枚しか買えないのである。親しい友人とPLASTICS(まっちゃん), YMO(なかざわ), P-MODEL(おれ)を分担して買っていたのだ。少しして独自にヒカシューを買っていた五味くんを仲間に加えた。行ってみれば五味くんはロブ・ディーンのようなもんだ。あ、その場合、おれがデヴィッド・シルヴィアンってことで(冗談です)。
 レンタルレコード屋が出てくるのは、もう少し後のことだ。後にLPレコードの値上げにともないこづかいも2,700円にアップしても、同じことを続けていた。4人で各自の家に集まりレコードをカセットテープに録り、歌詞カードをノートに写した。bicycle, delicious, survivor, absoluteなんて英単語はこのときに覚えた(^^;
 当時、NHK-FMやFM東京などではときどき、このころのテクノバンドのライブを放送していた。当時、エアチェック(懐かしい言葉)したものがいくつか残っている。音質は最低。またDolby-Cなんかでとってるのがあるから、最近のDolby-Bオンリーのカセットデッキではショワショワした音になる(;_;)。同じDolby-Cでもデッキにが違うとショワショワするんだけど…。
 それらが補えるYMOの貴重なライブ音源がCDでいくつかリリースされている。
(1) LIVE AT KINOKUNI-YA HALL 1978 (ALCA-9052)
(2) FAKER HOLIC YMO WORLD TOUR LIVE. (ALCA-9049/9050)
(3) YMO WORLD TOUR 1980 (ALCA-5065/5066)
(4) LIVE AT BUDOKAN 1980 (ALCA-9051)
(5) YMO WINTER LIVE 1981 (ALCA-5055)
 持ってるのはこれだけ。1はかなり初期。ピンクレディの「WANTED」を演奏している。2は初のワールドツアーの音源で、一部「公的抑圧(Public Pressure)」とダブる。だけどレコード会社の問題で「公的抑圧(Public Pressure)」ではカットされた渡辺香津美のギターチャンネルがそのまま入っている。3と4は2回目のワールドツアーのライブ。3は海外での演奏で構成。4は武道館での演奏。ステージごとに演奏やシンセの音が全く違う。このツアーのライブはFMでいくつも放送がされていたので、いろんなバージョンがどこかに残っているはずだ。5は「BGM」「Technodelic」というファンの切り捨てを行ったと言われるアルバム群の後に新宿コマ劇場で行われたもの。FMで放送されたものとは曲の構成が違い、坂本教授が拡声器で「トーキョー!」と怒鳴りまくる「Technopolis」は収録されていない。あとで散開コンサートの「Complete Service」買ってこよ。
 というわけで、YMO結成から約20年経った今、おれ的YMOブーム。パソコンで仕事をしながら、最近これらを聴きまくり。OMYも混ぜて聴いているから、何がなんだかわからくなっている。