本の表紙に関して、担当者からいくつか要求がでた。表紙によって売り上げが左右されるのだから当然と言えば当然。
デザイナーがかっこいいと思うイメージと、出版社の思う表紙にはかなりのギャップがある。どう考えても、かっこ悪くなる要素を盛り込むように言われる。しかし、それをどう料理するかが腕の見せ所と思ってがんばって欲しい。彼に頼んだのは、無理な要求をするクライアントに、今まで何度もぶつかって、それを処理をしてきた経験にも期待しているからだ。
しかし、デザイナーがかっこいいと思うような表紙デザインの本は、本当に売れないのか。だとすれば、NTT出版の「Newton SPIRTS」なんていう本は、あのデザインでよくOKされたものだ。まぁ、対象が対象だけに、出版をOKしたことだけでもすごいのかもしれないけど。
以前に書いた「Photoshopで作るホームページスーパーTIPS」という本の裏表紙は、太陽の絵が逆さまに印刷されている。これは(表紙デザインが自分の思うようにできなかった)デザイナーの「ささやかな反抗」だそうだ。
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