Quickca Fight Jan 26, 1997
Newton MassagePad120アップグレード完了

このところ「Quickca Fight」を書くのをさぼってしまっていた。なぜか会社の仕事も裏稼業も嫌になってしまったのだ。少しまとめて休みを取って海外旅行にでも行きたい。ライカー副長ならリゾート惑星「ライサ」を勧めてくれるだろうな。

NewtonLogo  アップグレードに出していたNewton MassagePad120が25日(土)に戻ってきた。液晶のふたにありつけてあったNetownロゴシールも無事だった。18日の夜中にコンビニに出したので、配達されたのが19日。向こうに到着したのが20日だとして24日には送り出している計算になる。なかなか早いぞアップル。だが手元にMP120がないと不安で不安でしょうがなかった。現に先週の金曜日などはスケジュールをの調整で失敗してしまったのだ。

 本体の内蔵メモリ2MBにUniFEP2.02がインストールされていた。今まで使っていたメモリカードを挿すと、Read Onlyで開くかデータをコンバートするかというメッセージが出た。このMPでしか使わないつもりだったのでコンバートの方を選んだ。スケジュールやメモ、住所録などはうまくコンバートできたようだ。ただ、メモリカードには古いUniFEPが入っていて、内蔵メモリのUniFEPとファイル名(Newtonにはファイルという考えはないので正確にはそうは言わない)の同じものがいくつか存在していたためにコンバートがうまく終了しなかった。
 いろいろやっているうちにメモリカードをクリアせざるをえなくなってしまったのだ。というより、消してしまってあとで気が付いた。やば。少し焦ったが、アップグレード前にバックアップを取っていることを思い出した。アップグレードしたMP120ではリストアできないので、OMPを使ってメモリカードだけリストアした。これで、MP120でコンバートする前の状態に戻った。そのままOMP上でエラーが出そうなファイルをメモリカードから削除して、再度、MP120でコンバートした。今度はうまくいった。
 そのあとメモリカードと内蔵メモリの間でファイルを移動させてなるべくHeapを減らすようにした。Heapというのはシステムが使うメモリ領域のことでこれが少ないと処理がとても遅くなる。おれのMP120もHeap不足による速度低下が出ていて、OS2.0へのアップグレードによる速度アップが全く感じられない。アップグレード前はHeapがだいたい40KBぐらいあったのに、手元に届いた時点では7KBしか無かったのだ。
 Heapは内蔵のメモリを使う。メモリカードを挿してもそっちはHeapとしては利用されないのだ。だからといってファイルをメモリカード上に移動させてメモリ領域として空きを多く作っても、管理するファイルの個数というようなものをHeapに持っていて、しかも小さなサイズのファイルを多くメモリカードへ移動させると、それまで内蔵メモリに置いていたときよりも、Heapが減ってしまうのだ。MP130で内蔵メモリが500KBだけ増えているが、これはかなりうらやましい。いろいろ試行錯誤していらないファイルも消した結果、現在は24KBで使っている。参考のためにTrashPak3.11で表示したメモリの状態を書いておく。

          Heap: 24K
          Internal:861K of 1362K in use. 501K (37%) free
          Card: 1226K of 9705K in use. 8479K (87%) free
 この状態でもまだ遅い。MPの出すメッセージの日本語化をやめるとHeapが34KBになるので、しばらく使ってみてどうしようもなかったらそうしてしまおう。

 そういうわけでやっとクイッカマンに変身できるようになった。来るなら来い、ザ・インフル!